「あ、雨。」
いつもどうりの放課後だった。
「うわー、こりゃ酷いな。」
ただ、たまたま2人で一緒に帰る事になったってだけで。
「あ、先輩、あれ。」
でも、それはよくある事で、別に特別な事じゃなかった。
傘の中
「いやー。ラッキーでしたね、先輩。
誰かが傘置き忘れてたみたいでv」
「教師2人がその傘をぱくってるのはどうかと思うけどな。」
「これはただ借りてるだけですよー。
どうせ明日の朝も俺らが先に学校来るんですから、
その時に元の場所に戻せばそれで良いんですよv」
「(元ヤン精神・・・)」
ただ、いつもと違ったのは
「でも、流石に傘一本に大人2人は狭いですね;」
先輩と、一つの傘の下に一緒だったって事。
「そうだな。」
先輩はきっと平常心、俺も平常心。
傘の下で身を寄せ合ってたって、俺らには何も無い。ただ、狭いだけ。
「くしゅんっ。」
「ん、風邪か?」
「あはは・・流石に冬の雨の日にこの格好は堪えます;」
「ほら、これ使えよ。」
そう、ただ、狭いだけ。
「・・・マフラー・・・。
先輩は平気なんですか?」
「俺は別に平気だよ。あ、それじゃ足りねーか?」
「・・・・・でも、先輩の顔寒さで赤くなってますよ?」
「平気だよ、このくらい。」
ただ、狭くて、
「ダメですよ。先輩に迷惑かけてまで俺が暖まるなんて、そんなの。」
狭くて、
「・・・・・・・。ハジメ、ちょっと傘持ってろ。」
「?」
近くて、
「ほら、こうすれば俺もお前も暖かいだろ?これでいいか?」
「・・・・・・。」
近くて、
「・・・・なんか、1つのマフラー2人で使うなんて、カップルみたいな発想ですね。」
近くて、
「そうか?」
近くて、
「はい。」
近くて、
「・・・・・。」
そっと触れて、
「・・・・・。」
触れて、
「・・・・・。」
触れていたく、なったんだ。
あなたの唇に。
END
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――→
Dハジ2つめー。
最近Dハジもかなり好きかもです。
Dハジはほのぼのな感じが やりやすくて好き。
ハジメは結局はD先生が好きなのですよ。何も言わないだけで。
好きな人がそばに居ると触れていたくなるものだ、とか、何かの本で読んだな、昔。
あ、Dハジ好きって言ってもハヤリュは倍以上好きなので更新は相変わらずだと思います。