11/11
「リュータ先輩、今日が何の日か知ってますか?」
「・・・・・へ?」
いつものようにハヤトと下校をしていると、ふとハヤトがそう訊ねてきた。
「今日。11月11日、ですよ。」
「11月11日ー・・・・・・?」
何だろう。
何かの記念日か?
ハヤトの誕生日ー・・・・でもないし、ましてや俺の誕生日でもない。
他にも思い当たる事ような事は特に無いし・・・・・・。
「・・・・・・?」
「分かりませんか?」
俺が首を傾げているとハヤトが何かを期待しているような眼差しで言った。
「11月11日だよな?んー・・・・・。」
記念日じゃないとすれば何かの語呂合わせか?
いち・・・わん・・・・ふぁーすと・・・。
「何だろ;全っ然分かんねーや;」
「・・・・・・では、ヒントをさしあげますねv
ヒントは・・・・“お菓子”、です。」
「“お菓子”?」
「はいv」
「・・・・」
お菓子・・・・・お菓子・・・・・・・・・・お菓子ー・・・・・・・・・・・・・・・。
とりあえず語呂的に月の11は「良い」で決定だよな。
良い国(1192)ってあるくらいだし。
だとすると日の11か・・・。いち・・・・・わん・・・・いち・・・・・・。
「あっ!」
「分かりましたか?」
喜びながら声をあげた俺につられてか、ハヤトも嬉しそうな声で反応をする。
「“良いわんわん”!賢い犬の日か!」
「・・・・・プッ。」
「え?」
「ック・・・クック・・・・クッ・・・アハハハハハッ。違いますよ先輩ーっ。」
「狽ヲえっ、違うのか!?」
「だっ、だって先輩、お菓子無関係じゃないですかっ・・・ククッ・・・しかも“わんわん”って・・・ククッ・・・」
「そ、そんなに笑う事ないだろーっ///」
「あーんvもう先輩可愛すぎですよーっvvvv」
「だーっ。抱きつくなってっっ///」
「いーやーでーす〜vvvvvvvv」
そういいながらハヤトは、なお俺に抱きついてくる。
「あ、答え、お教えしましょうか?」
「・・・・で、でもよ、ここで諦めたら・・・なんか・・・さ・・・。」
「かっこ悪いですか?」
「うぐ・・・・・・」
「・・・・恥ずかしいですか?」
「べっ、べつにそーいう訳じゃねーよっ///」
「じゃ、更にヒント☆
俺そのお菓子持ってるんで、先輩目つむりながら食べてみてくださいよv」
「・・・・・え?」
「いいヒントになるでしょう?」
「・・・・あ、あははっ。それすりゃ、いくら俺だって普通に分かるだろー?」
「やってみなくちゃ分かりませんよ?」
「いーや、絶対余裕で分かる!」
「・・・・・・ま、やってみて下さいよ。」
「・・・・・・・?」
なんだ・・・?やけに それをする事を進めてるような・・・・・・。
「ほら、目、つむってみて下さい。」
「ん、あ、ああ・・・。」
怪しみつつも俺は目を閉じた。
「俺、前でそのお菓子持ってるんで先輩からかじって下さいね?」
「んー。」
・・・・・・普通・・・逆じゃね・・・・・・?
「あ。先輩。」
「?何だ?」
「食べ終わるまで、目、開けないで下さいね。」
「・・・おー。」
『“カリッ”』
・・・・・・・・・ポッキー?
11月11日で?
・・・・ま、理由なんてもうどうでもいいか。
さっさと食っちまお・・・・・・・・・・って、・・・・・・あれ?
なんか目つむってポッキー食う図ってどっかで見た事あるような・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、いっか。
END
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ポッキーの日は絶好のBL日和ですね☆(笑)
あ、反対側のポッキーの先には勿論ハヤトが待っております。
先輩からのキスが欲しかったのですよ、ハヤトは(*=◇=*)