苺の日
1月5日。
丁度正月気分も抜け出して、ハヤトと2人で
冬休みの宿題を片付けに図書館に向かっている時の事だった。
「リュータ先輩 リュータ先輩っv今日は何の日かご存知ですかー?v」
「また、それかよ;」
「え?また?
・・・・・・・あーぁvポッキーの日の事ですかv
えへへっvあの時はご馳走様でしたvv」
「・・・」
あー・・・あん時はやっちまった・・・・なぁ・・・・・・・;
「俺、まさか先輩があそこまで単純だなんて思いもしませんでしたよーvv」
「は・・はは;も、もういいだろ、あの事の話は;」
「きゃーっv先輩ったら恥ずかしがっちゃってーvvかーわーいーいーvv」
「あ・・はは・・・・;」
てか、あきれて言葉もでねーっていうか・・・・・・。
「あ、で、ご存知ですか?」
「ん、・・・・・・んー・・・・・・・・・・」
・・・・・1月5日・・・・・・・また何かの策略か?
いや、その前に何の日かが分かれば・・・・・・。
けど・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・分かんねぇ。。。」
「あはっv拗ね気味のリュータ先輩もかわいーvv
えーっとですね、正解は「苺の日」ですよ♪」
「『苺?』。
・・・・あぁー、一月五日(いちがつごにち)だからか。」
「そうですvv」
「・・・・・で、それが何なんだよ?」
「え?
・・・別・・に・・・これといって意味は無いですけど・・・。
『苺の日』ってなんか響き的に可愛いじゃないですかv」
「・・・そうか・・・?」
今回は本当に別に何もたくらんでいない・・・・・・・?
「ええvだって苺自体可愛いですしv」
「・・・・・・・・・・・」
俺はじっとハヤトの顔を見た。
「・・・・・・・・・・?
どうかしましたか?
あ、俺もしかして顔に何か付いてっ///」
「あ、いや、別に何にも付いてねーよ。」
・・・・・・本当に今回は何にもなさそうだな・・・・・・。
「・・・・・先輩?」
「・・・・・・・・・・あ。」
「?」
「なんかお前って、苺似合いそうだな。」
「へ?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・あ、そうだ。確かコートのポケットに・・・・・・。」
俺はポケットの中を探り、一つの紙の包みを出した。
そして包みに入っていた苺のヘアピンをハヤトの髪にそっと合わせてみた。
「ん、やっぱ似合ってる。」
「・・・・・へ・・・・・え?・・・・ええ??」
「あ、男が苺似合ってるなんて言われても嬉しくねーか;」
「あ、いやっ、すっごく嬉しいですっ。」
「んじゃ、それやるよ。て言っても、くじ引きのハズレの景品なんだけどな;」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・ハヤト?」
「・・・・・・・・・・ありがとう・・・・・ございます///」
その時俺は、一瞬だけだけど
頬を赤らめたハヤトの事が凄く凄く可愛く見えたような気がした。
・・・・・・・自分でも信じられないくらいに・・・。
END
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「11/11」を読んでからどーぞー(先に言え
リュータはたまに天然でこういう発言しちゃうキャラだと良いです。
普段攻めまくりなハヤトも こういう唐突な「可愛い」って言葉には思わず赤くなっちゃうと思うんですよね。
ハヤリュとリュータのセットも大好きだけどハヤト自体も大好きなんで、こういう小説もたまには良いですねvv