ひとり に ひとつ だけ。



いや、ひとつに ひとつだけ?









・・・・・今の先輩に、ひとつだけ、ですね。























特等席





















「あれ、先輩ケータイ変えたんですか?」
「ん、ああ。これ?違ぇよ。
 今親にケータイ止められててさ、だから前に使ってたの使ってんだよ。」
「前に使ってたの?
 止められてるんじゃ 使えないのは変わらないんじゃないですか?」
「メールはできねーけど、予定表とかメモ帳とかは使えるからさ。」
「あぁ、なるほど。」
「ケータイ無いと色々不便なんだよな〜。連絡も取れねーし;」



「・・・・・・・・・・。」
「?どうしたんだよ?」
「でも、俺 別にケータイ持ってませんけど 困りませんよ?」



「・・・んー・・・・まぁ、使う様になるまでは そんなに不便とは思わねーかもな。」
「・・・・・・ね、リュータ先輩っ。」
「ん?」
「もし俺がケータイ持つようになったら0番先輩にしてもいいですか?」




「・・・・・へ?」
「アドレス帳の番号。」
「す、好きにすれば?」
「えへへっvありがとうございますv」
「・・・恥ずかしい奴・・・///」




「・・・・・先輩がそのケータイ買ったのって、いつですか?」
「え、高1の春・・・だけど・・・。」
「じゃぁ、丁度俺と先輩が初めて会った頃ですね。」
「そう・・・だな・・・。」
「・・・・ちょっと、貸してもらっていいですか?」
「ん?ん。」






「・・・・・・・・・・クスッ。」
「なっ、何なんだよっ。人のデータ見て笑うってっ。」
「あははっ、だって、ほらっ。
 先輩の0番、『母さん』って書いてあるんですもんっ。」
「しょ、しょうがねーだろ、買ってすぐに“入れろ”って言われたんだからっ///」
「でも、それでも普通0番は大事にしますよ〜。」
「いっ、今は違うんだから別にいいだろ!///」
「え。」






「・・・なんだよ?」
「アドレス帳、そのまま移動しなかったんですか?」

















「・・・・・・俺だって・・0番は一応気にしてんだよ・・・///」

















「・・・・・・?どうしたんですか?真っ赤になって。」
「今度、ケータイ戻ったら0番誰か見せてやるよ///
 ・・・・・・そん時・・・理由分かるんじゃね・・・?///」








「・・・・・クスッ・・・そうですか・・・v
 ・・・・・・・・・・・楽しみにしてますね・・・っv」










END
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これ書いた頃は好きな人居なかったので0番は母でした←
0って身内な人が結構多いと思うんですよ!
リュータ先輩の最初のケータイの0番は 絶対
母親だって自信があります(笑)。
そういうとこも可愛いと思うのですvv