指輪の存在に気づいたのは、ホントは好きになる前だった。






【私らしく】







「MちゃんMちゃん!次のパーティーっていつ開催されるのー?」

他愛無い会話。
でも、私にとっては大切な『大好きな人との時間』。



「あー?リサはこないだ出たところだろ。次の出演者にはもう連絡回してる。」

軽い返事。
私がMちゃんにとって特別じゃないって事が痛いほど分かる。



「でもでもー、ほら、私って現役高校生アイドルだし何度も連続オファーとかあるんじゃないかなーって!」
「うちは高校生は間に合ってる。」

『高校生』という名の一くくり。
そう、私は大勢のうちの一人にすぎない。



「でもさ、私なみに元気でストレートなアイドルって滅多に居ないと思うんだよねー!
 Mちゃんだってそこを買ってパーティーに誘ってくれたんでしょ?」

自分というキャラ作り。



「そりゃそうだけど・・・今回は高校生はチナツ、アイドルはキララに星野そら、あとエリカも呼んだからなぁ。
 ああ、それにジュディもシークレットで2曲。」
「あ、知ってる知ってる!1曲はMちゃんがリミックスしたんだよねー!」
「そそ。あの曲人気あったからな。」

入る隙間の無い彼の周り。



「・・・・羨ましいなぁ、リミックス。」
「何言ってんだよ、お前のもしただろ。」
「ずっと前ね!もう8回も前のパーティだわ!」
「あれー?そんな前だったっけ。」
「そう!そんなにも前なの!だから・・・・」

彼の中の、私の存在の淡さ。



「・・・だから、私もパーティ行きたい・・・・。」

隠し切れない本当の、不安の心。



「・・・・駄目だ。」
「なんで!?私ちゃんとレッスンも頑張ってるし活動も」
「今のお前、お前らしくないから。」

見透かされてる、作り物の私。



「・・・・・・ごめんな。」

子供をあやす様な笑顔。
『ごめん』の中に込められた意味は一つじゃない。
『だから、呼べない』。
もう一つは、分かってるけど認めたくない。



「お前にはちゃんと本当の笑顔で居て欲しいんだけどなぁ。どうすればいい?」

その優しさが余計に沁みるけど、泣かない。
貴方が笑顔の私を望むから。



「・・・はは・・・・あははっ、な、何言ってるの?」
「・・・リサ?」

泣かない。
貴方に選ばれた時の私でありたいから。



「私、ちゃんと元気に心から笑ってるよ。
 だって、大好きなMちゃんと今こうして一緒に居られるんだもん。」

笑顔。
作り物じゃないと言い聞かせて。



「・・・そっか。」

私が一番輝ける姿。
一番あなたに近い距離で居られる姿。



「ッ・・・また、来るね!次のパーティーには絶対呼んでね!絶対だよ!」
「おー、考えとくー」



笑顔のまま、貴方の中に居たい。



「・・・あいつ、まだ俺の事・・・・」









笑顔で居れば、いつか、振り向かせられるって信じてるから。


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リサM!久しぶりに文章書いた。
打ってる途中に自分の事を思い出した。
「一緒に居て元気になれるようなところが好き」。
そう言ってくれた言葉を今の今まで忘れてた。
やっぱり笑顔で居る事が大事だね。
リサMは本当99%失恋なんだけどねーorz
既婚者相手の恋愛とか本当厳しいと思う・・・。
あの指輪さえなければ、なんて考えちゃうよね。
ていうか永遠の子供だろ結婚してるなああああああ。
〔2009/05/02〕