彼女は 部屋の片隅で小さくなって怯えていた






「近寄らないで!早く私の前から消えてよ!!」






そばには小さなうさぎが数匹居る







「どうせあんただって他の奴等と一緒・・・平気で人の居場所を壊すんでしょ!?」




















猫は


嫌いらしい



















しかし 困ったな
どこかに行けといわれても 僕もここへは好きで入ったわけじゃない
つまり 僕の意見で外に出ることは出来ないんだ










彼女は相変わらず こちらを睨みながら震えている










何か声をかけるべきなんだろうか
でも危害を加える気は無いなどと素直に言ったところで 信じて貰えそうにない

















「・・・・・空が」
「!!」








・・・・・僕が話そうとすると 彼女は少し身を震わせた














「・・・・・・・空が・・・・・・狭い・・・・ね。」


















「・・・・・は・・・・?」













「いや、だから、空が狭いなーって。」


「・・な・・・何言ってるの・・・・・?
 空なんて・・・・・見えるも何も・・・・格子でほとんど見えないじゃない・・・・」


「・・・格子・・・・?」
「・・・・そ、そう、格子。」









「・・・・・・・ああ、この網目、格子っていうんだ。」


「・・・・・・・・・あんた、もしかしてゲージの中入った事無かったの?」


「んー・・・いつも自由にのんびり過ごしてたからなぁ・・・・
 こんな居心地の悪いところは初めてかも。」


「・・・・・・ねこ・・・・なのよね・・・・・・・?」


「んー、そだよー。」


「なんで私達に危害を加えないの・・・?」


「なんでって・・・・・・・・じゃぁ、なんで加えなきゃならないの?」


「っ、そんなの私がききたいわよ!
 なんであんた達ねこはいつも私達うさぎの居場所を荒らすのか!!」


「・・・・そんな事・・・僕、しないよ?」


「・・・・・・・誰だってするかしないかって訊かれたらしないって言うに決まってるわ。
 それで、私達を油断させておいて・・・・」


「・・・・・・・・・・それで、僕の事を警戒してるの?」


「・・・・そう・・・よ・・・
 ・・・あんた達ねこなんて・・・信用できない・・・・・・。」


























「・・・・・・・・・・・・ごめんね?」
「!
 な、なんであんたが謝るのよっ!」

「あれ?違った?
 なんだか、謝らなきゃいけないかなって思ったんだけど。」

「あ、あんたは何にもしてないんだから謝る必要なんてないでしょ!」

「・・・・クスッ・・・だったら、君が僕を怖がる必要も無いよ。」








きょとんとした表情





やっと 素顔を見せてくれた










「・・・ね?」








優しく 頭をなでる








「・・・・へ・・・・・変な奴・・・・・・。」








恥ずかしがったような口調









君はきっと ずっと 周りが敵ばかりだと思ってたんだね







「僕は、君の敵じゃない。」
「そんなのもう分かったわ。」


「・・・・じゃぁ、仲良くして貰える?」


「・・・・あんたが・・・どうしてもって言うなら・・・構わないわ。」


「へへっ・・・そっか・・・ありがと。
 僕、睦月。君は?」
「・・・・スミレよ。」


「・・・・スミレちゃん・・・か。
 綺麗な名前だね。」
「なっ。」
「これから宜しくね。スミレちゃん。」










それが、僕達の出会いだった










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続きませんよ!←
なんとなく、書いてみたかった睦スミ。
でもスミレちゃんは私の嫁ですので(・ω・*)ノ(おま